
第11回は、平成17年3月26日に「呼吸と健康」というテーマで開催しました。
ゲストは宮崎大学医学部看護学科教授の佐藤京子さんでした。
以下、お話の概要です。
呼吸の能力を示すのに肺活量がある。昔は絶対量(cc)で計測していたが、近年は「%肺活量」という表し方をする。これは、年齢や性別、身長による標準値を100%として、自分が何%の能力があるかを知ることのできるもので、健康チェックの指標にしやすくなっている。
自分が呼吸に関心を持ったのは、ぜんそく対策の必要性を身近に感じたからである。
1970年代に、東京23区中19区が公害地区に指定された。
自分が住んでいた大田区も、羽田の飛行機がガスを出すのでぜんそく性気管支炎が多かった。
そこで、ぜんそくの人はどうやったら上手に呼吸ができるかということを考えはじめるようになり、呼吸方法の勉強に取り組んだ。
呼吸というのは、吸うのは楽であるが、吐くのが大変である。それは、吐き出す途中から肺の内部が陰圧になるためで、吸うよりも吐く方に長い時間をかけることが無理のない呼吸方法である。
同じ年齢の人に比べて息切れしやすい人は、呼吸筋を強くすることが大事であるが、それには「口をすぼめ呼吸」が良い。
たばこを吸うと肺で酸素を取り入れる能力が落ちるので健康な呼吸のためには喫煙は勧められない。
【意見交換】
・元々ヘビースモーカーであった夫が準工業地帯である赤江に住んでいたためもあってか、肺気腫になった。酸素補助器が必要な生活となったが、自然に囲まれた国富に家を買って時々行くようになったら酸素補助器が要らなくなった。
しかし、赤江に戻ると補助器がなければ呼吸ができないという状態で、たばこの害と呼吸のための環境の大事さを実感した。(参加者)
・結核患者のためのサナトリウムが海岸近くに多いのは、呼吸と環境がなにか関係しているのか?(参加者)
→松の木に呼吸のために良い成分があると聞いたことがある。(参加者)松林で、朝の早い時間に呼吸をすると良いらしい。気功などをやる人は松林の中で行うと聞いたことがある。
・ぜんそくのためには海岸近くは良くない(潮風が良くない)
・ストレスがあるときに呼吸を意識するとそれらが取れるか?(参加者)
→副交感神経が働いているときに深呼吸をすると落ち着かせることができる。
【会の様子】
第11回は、平成17年3月26日に「呼吸と健康」というテ...