
図師さんは、フランス人絵本作家ジャン・ジオノの「木を植えた男」に深く感銘し、広大な山の再生に取り組むこととなったわけであるが、その傍ら全国の山登りも趣味とし、現在宮崎山岳会の副会長でもある。
その山岳会が主メンバーとなり、ネパールとの親善使節団が組まれたそうだが、その親善旅行でも図師さんのキャラクターが光ったエピソードがたくさんあり、それについて同行された宮崎日日新聞社の外前田日南支局長が補足説明してくれた。
まず、現在の図師さんのワークフィールド「ロキシーヒル」の語源ともなったネパールの焼酎「ロキシー」について。
図師さんは副団長として参加したそうだが、着いたその日から言葉も通じないのに現地の人とロキシーを酌み交わす仲となり、日本に戻ってからもロキシーが送られてきたり、2度目の親善旅行では、空港まで迎えに来てくれた上に図師さんの行く先にずっと同行してくれたそうだ。
また中には、ネパールから図師さんを訪ねてきて養鶏場でアルバイトして帰った人もいるとか。
この話には後日談があり、ネパールではあんなにウマイと思っていたロキシーが、こっちで飲むとそんなにウマイものではなかったとのこと。やはり、酒も生まれた土地で飲むのが一番ウマイということらしい。
図師さんは今年72歳。
今でも、一人で夜中に流れる水の音を聴きに焼酎の一升パックを下げて沢に入る。
その河原で一人酒を飲みながら万象に思いを馳せ、眠くなったら周りに塩をまいて、そのまま河原にごろりと横になる。という遊びが何より楽しいそうだ。
まわりに塩をまくのは悪霊払い(?)ではなく、山ヒルがたかるのを防ぐため(それでも朝にはあちこち痒いそうだが)。
言うまでもなく、そんなロキシーヒルでの図師さんの自然体の生活そのものが、この上なく健康的なのだ。