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前回までの内容

第39回 日吉真理子さん

    (お話の一部を紹介します)

     来年から特定保健指導がはじまる。これは、国も財政対策の一環でメタボ対策により、医療費を削減しようという狙いのものである。

     メタボ(メタボリックシンドローム)というのは、内臓脂肪が悪さをして生活習慣病が増加することを言うが、検診で数値が高めに出ても自覚症状がないので、そのままになっていることが多い。
    しかし、内臓脂肪を減らせば生活習慣病が減らせるということ。
    そのためには、1に運動、2に食事、3に禁煙、4に薬と言われている。
    内臓脂肪がインスリンの働きを悪くし、血糖値のコントロールができなくなるのである。
    内臓脂肪の目安は、男性が胴回り85cm以上、女性が90cm以上と言われている。
    1に運動と言われるが、健康法をやっているのは日本人の90%でありその大部分が自己流である。運動をやっている人は3割弱である。

     運動習慣の目安は、1日に30分以上、週2回以上、1年以上であるが、「時間がない」「施設が近くにない」「運動が嫌い」というような理由でやらない人が多い。そこで「運動」ではなく「身体活動」に着目しましょう、というのが今年から始まる新しい運動指導である。
    その目安は、「週に23エクササイズ」であり、これは1日1万歩に相当する運動量になる。
    その計算単位は、60メッツ・分=1エクササイズ。
    1メッツは座ってじっとしている状態、2メッツが立っている状態、3メッツが家事などでのうろうろ歩き、4メッツが意識しての早歩きとなり、3メッツ以上が身体運動となる。
    例えば、うろうろ歩き(3メッツ)を20分行えば1エクササイズであるから、1日60分の3メッツ相当活動を1週間行うと3エクササイズで1週間では21エクササイズとなり、目安の「週に23エクササイズ」に近くなる。

     内臓脂肪は出し入れ自由の普通預金と言われるが、それは運動などにより簡単に落とすことができるということである。男性の肥満は内臓脂肪によるものが多いので、比較的簡単にメタボから脱出できる。それに比べ、多くの女性の肥満の原因である皮下脂肪は定期預金と言われ、なかなか落とすことができない。それが、胴回りの目安の差にもなっている。

     病気をする人は持久力がない。持久力をつけるためにも運動は必要である。意識的に行うのであればウォーキング。ウォーキング時の目安は脈拍で、最適指数は138−自分の年齢/2である。
     また、運動の基準を自分にすることが大事。他人と比較するのではなく、自分のデータを見ていくようにすること。
    外国の格言に「他人と過去は変えなられない。変えられる明日からの自分だけだ」というものがある。
     
    (以上)
     

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