
(お話の一部を紹介します)
黒木さんは、公務員としてお仕事をされています。仕事上の付き合いなどで飲むことが多かったお酒で、若いときにはお酒に飲まれるような飲み方もしていたそうですが、ワインと出会ってお酒の楽しみを知ったとのこと。今日はそのあたりのお話をお伺いしました。
(お話)
学生のときは、焼酎とビールをポテトチップスで一晩中飲んで、酔っぱらって本音を言いあうというのが酒の飲み方だった。社会人になって付き合いで飲むようになっても、強い酒で酔うための飲み方をしていた。しかし、そういう飲み方をしていると、自然と下腹が出てきて、健康診断では20段の前半にして血圧も上がり、肝臓の数値も悪くなってしまい、「脂肪肝」と診断されてしまった。
そんな状態で結婚したのだが、結婚して初めて行ったイタリアンレストランで、ワインがとても美味しく、実はそれは料理(前菜)にとても合っているからだということが分かり、(お酒に対して)目が覚めた。
ワインというお酒は不思議だ。食べ物と合わせると新しい発見がある。一本一本に個性があり、栓を開けるのが楽しみである。基本的に、一度飲んだワインに二度巡り会うことはあまりないから、「これはどうだろう」「こっちはどうだ」という興味が広がって行く。もう今ではワイン+食事が生活の一部になっている。
よく「ワインは体にいい」と言われるが、ワインはあくまで楽しみの酒であって薬ではない。しかし、楽しめる酒という点ではワインが一番だと思うし、それは精神的な健康にも良いのでは。
今日は、つまみとワインの相性を試していただこうと思う。地産地消ということで、今日は県産のワインを用意した。
味わいのコツは飲んだワインを記憶させること。まず匂いをかいで、記憶の中の何かの匂いと結びつける。そして、次は味。白ワインは「酸っぱさ/甘さ」で構成されるので、そのバランスを自分の中でいろいろと試し、好きなバランスを記憶する。
ロゼは「酸っぱさ/甘さ/渋み」のバランス。赤は種のタンニンが残るので、「渋み」が強くなる。
料理と合わせるコツは「この料理にどんな調味料を足すと美味しくなるか」と考えること。その調味料に近い味や香りのワインを選ぶとうまく合う。
(以上)